水は不思議
 地中から湧き出し、雨や雪となって天から降り、川となり流れ、滝となり落ち、池となり淀む。
 庭にも水は欠かせない素材であり、水に見立てた白砂さえも作り出した。


   






                                   



 
 使う石の大きさを考慮して先ずは頑強な二段のプールを作り、完成時の水位を決めて石組を始めます。
 
 完成する池の大きさは最初のプールの容量からすると四分の一程になります。
 
 石組が大方出来上がったら植栽を始めます。 既存の黒松の下枝を落とし下流に植え遠近感を付けます。
 
     
源流から滝に至るまでの流れ、沢跳びが似合います。下流に上水を流す事でゴミが溜まり難くなります。
  
 下流の石浜と水鉢                  更に下流の反り橋と循環用マンホールへ水は落ちます。


 
豪快な滝と池の庭
 高岡市佐野 K・Y邸   屋根の庇の高さから水が落ちます。右下の石が獅子のような姿をしています。
     
  落差が2m以上もある滝は豪快です。水は布落ちまでも楽しめます。

 南砺市江田  R.O邸
  

 南砺市森 Y・K邸
  
 
 
  
同上。  池の排水は表面の水を排水マンホールへ滝で落とし、底水もサイフォンで同時に排水します。
  
 
南砺市 N.T邸 左の写真から15年が過ぎました。  良く管理されています。
   
 射水市 K 邸                         南砺市 H.G邸 滝口
 
南砺市H.G邸 池の下手から反り橋を眺める・・・更に下流の水落からの景。


    沢飛び

流れといえば、渓谷と上流には吊り橋や沢飛び、少し下れば丸太橋の一本橋などがあり、人里に出て板や石の直橋が見られます。八橋や雁がねなど地形や材料を工夫した物もあります。
 
反り端、太鼓橋は比較的下流に掛ける橋です。
   
高岡市 I.O邸  滝口、沢飛び、落差、流れの上流      高岡市 M/I邸
 
              砺波市Y/K邸
  


   橋の景色
 池や流れに橋を架けると景色になります、その橋を美しく見せるには大切な条件があります。
 橋の四方を囲む”橋ばさみ”が橋を安定した形に見せる大切な要素です。 
 
 
南砺市 T.O邸             南砺市 M.Y邸

  
 射水市 A.I邸              射水市 K.B邸

 
 高岡市 Z.I 邸                        南砺市 S.T 邸

 
  南砺市  K.K邸                      射水市 T.K邸
 
  射水市 K.B邸                       射水市 B工業
 
   高岡市 M.I 邸                                    射水市黒河」H・I邸
 
  

  

 
砺波市庄川    和園   露天風呂 
                        
  豪快な滝となって落ちる湯の滝は人の池。  女湯の滝口は見ごたえがあります。


  
       
 
  
   
露天風呂からの景色  カラーで写したものですが墨絵の世界です。


 

 日本庭園と言えば、大きな池に錦鯉が定番のように言われた時代もあった。

 一度は鯉の泳ぐ池を持ちたいと考えた人も多いはずだが、かの目白の豪邸の沈滞と蔑視にそのブームは静まった。

 鯉は生き物であり、池の水もそれなりの管理が必要です。

砺波市石丸  Y.K邸                

 大きなコンクリートのプールを作り、その中で石を組んだ本格的池庭。

 源流を奥に隠し沢飛びの下流に落差を作り、深いながらも流れる池、下流にも浅い流れを作った庭。

  

  

 

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